フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
以前から気になっていた、代々木上原のフレンチでランチ。 どうも巷では「インスタ萎えの絶品フレンチ」と言われているようで、実力派シェフのクラシカルなフレンチを楽しめそうです。

ランチはシェフお一人でやられているようで、サービスからお料理から全てこなしております。とても人懐っこい方で、とてもフレンドリー。
ランチはお任せコース3800円のみ。こちらにペアリングワイン3杯3000円をつけてもらいました。 (シェフの顔が切れてしまいすいません。)

1杯目はアルザスのクレマンで。 「ボット・ゲイル クレマン・ダルザス エクストラ・ブリュット キュヴェ・ポール・エドゥアール」 葡萄はピノ・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワール。 シャンパンのようなきめ細やかな泡と複雑性、やわらかい果実味とさわやかな酸がとても飲みごごちが良い。自然派のナチュラル感とクオリティの高さを感じることができます。

「仏産鴨と洋梨」 食材をシンプルに組み合わせたものですが、鴨の旨味と洋梨の酸味と甘みがしっかりマッチします。

自家製パンとオリーブオイル。 全粒粉の素朴な味わいがじんわりうまい。

「白子の焦がしバターソテー」 白子は実はそんなに得意ではないのですが、ふんわりとした火入れの仕上がりにバターの香ばしさ、酸味なども入って味がきっちり決まってます。

この味付けはワインなしにはいられません。

そんなこんなで2杯目はローヌのミュスカデ 「Muscadet Sèvre-et-Maine Clos des Grands Primos」。 柑橘類やハーブのフレッシュなアロマと白い花のフローラルなアロマ、ミネラルもよく奥行きも感じます。 ミュスカデ、もっと軽いイメージでしたがじんわり旨味があっていいですね。白子とも合うんです。

「ヒラマサのムニエル」 旨味が詰まったヒラマサに、またこちらもしっかりと塩味が決まったソース。 色々説明いただいたのですが、失念。美味しいのでよしとしましょう。

3杯目の赤はローヌのヌッフデュパブ、 「ドメーヌ・ジュリエット・アブリル シャトーヌフ・デュ・パプ」 葡萄はグルナッシュ、シラー、ムールヴェードル。プルーンやブラックベリーの香り、果実味があってジューシー、そしてエレガント。偉大なヌッフデュパブ昼からいただけるなんて幸せ。

メインは「エゾシカのパン粉焼き」 こちらのメニューはシェフがフランスにいたお店のまかないだったとのこと。 こちらもソースが決まっていますし、エゾシカの旨味をパン粉できちんと閉じ込めている感じ。

デザートは重いものか軽いものどちらが良い?と聞かれ軽いほうをチョイス。 「チーズスフレとチョコテリーヌ」 ふわふわすぎないチーズスフレに、滑らかなチョコテリーヌ。コーヒが欲しくなります。

シェフお一人ながらもお料理とサービスを丁寧に対応してくださり、とても楽しかったです。
ちなみにシェフはフランスで修行をし、銀座や恵比寿の有名レストランで料理長をされていたそうで、茶色ながらもお料理の味はきちっと決まっており、またそれに合わせる王道ワインたちも素敵でした。インスタに映えなくても、美味しいことが一番。茶色は正義!
お手頃に本格フレンチを楽しみたいときにオススメです。 Pigeon
Pigeon (フレンチ / 代々木上原駅、代々木八幡駅、代々木公園駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.8