フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
日本橋界隈、再開発で商業施設がどんどんできていますね。 江戸の粋をコンセプトに展開されている「コレド室町」、買い物が楽しいエリアになっています。
2019年9月27日(金)にオープンした「コレド室町テラス」。 その1Fにあるカウンターフレンチの「one hand」でディナーを楽しみました。

かっこいいカウンターはまさにバーのような雰囲気。 今回はコースの「LES 5 SENS 8000円」をお願いしましたが、アラカルトもOK。使い勝手は良さそうです。
まずはシャンパンで乾杯。 「ロワイエ エ フィス シャンパーニュ キュヴェ ド レゼルヴ ブリュット NV」 ピノ・ノワール 75%、シャルドネ25%。果実味のピュアな味わいがどこか優しい味わい。

ESPRIT パテバーガー
食べやすいバーガースタイルですが、ベーグルにパテカンがサンドされており、きっちりとした一品に。

SENS DU TOUCHER グラチャップス 雲丹トースト トリュフタルト カブニョッキ 茄子とキャビアのコーン
店名の「onehand」をイメージした、手でつまめるお料理たちのプレート。見た目も個性的でどれも食べるのが楽しくなります。チュッパチャップスのように見えるのはキャンディではなく中にフォアグラが入っており、とても濃厚。

炭のバゲットにウニのオレンジが映える、雲丹トースト。

トリュフと甘いホタテの組み合わせたトリュフタルト。

どれもワインを合わせて、ちょいちょいつまむのにちょうどいいですね。
ワインはお料理に合わせて色々いただきました。
「シャブリ・サント・クレール2018」 ワインは次の料理に合わせてシャブリに。発酵は全て天然酵母を使用しており、発酵、熟成はステンレスタンクのみ。 とてもフレッシュでバランスが良く、酸の心地よさと最後にミネラルを感じる辛口ワイン。

VISION 旬野菜のパレット仕立て
色々なお野菜をパレットに見立てがお料理。菊芋やビーツ、ラディッシュなどの野菜を絵の具のようなソースをつけていただきます。


ここでスペインのオレンジワインが。 「パンパネオ・アイレン・エコ 2016」 葡萄はアイレン。白だとあまり個性を感じない葡萄ですが、オレンジワインだと、花のようなアロマに紅茶のような凝縮感と余韻がたまりませんね。

SENTIMENT HEUREUX 澄んだスープのポワゾン
魚介の旨味をぎゅっと詰め込んだスープ。シンプルに見えますが澄み切ったスープは手間暇がかかっているはず。 ソーサーに乗っているお出汁のパックを入れると、味の変化も楽しめます。旨味やお出汁を贅沢に楽しめます。

ODORAT ハーブの香りを纏った旬魚
カルタファタで包まれたまま火を入れた白身魚やキノコ、そしてハーブ。 目の前で開いた途端にいい香りがふわりと立ち上がります。それぞれの旨味や香りが染み込んだ食材たちは相乗効果でなんとも言えない上品で複雑な味わいに。

お魚に合わせたのが、ギリシャのナチュールワイン。 「エフラノール 2016」 モスカトラ70%、ヴロスティリディ30%。インポーターはラシーヌ。 ヨーグルトのような乳酸の香りに、ハーブのすっきりした感じに苦味やコクも感じる。なんとも言えない印象で病みつきになる味。この日のんだワインの中で一番好みかも。

DE LAUDIENCE フランス産鴨胸肉 ブロシェット
メインも何気に手で食べられるスタイルなんですね。ジューシーな鴨肉にバルサミコのソースで。

お肉に合わせてワインは赤ワイン2種を少量づつ。
ボルドーの「デュック デ ノーヴ 2016」 葡萄はメルロ、カベルネフラン、カベルネソーヴィニヨン。 果実味と酸のバランスが非常に良く、きめの細かいタンニンでとても飲み心地が良いです。

もう一杯はランドックのピノ・ノワール。 「ムーラン・ド・ガサック ピノ・ノワール」 色味もしっかりめ、果実味は控えめでしょうか。フレッシュというより少しミディアムチックな味わい。 赤は果実味のバランスがいいボルドーの方が好みかな。

GOUT DIFFERENCE DE TEMPERATURE 旬のフルーツパフェ
なんと締めのデザートはパフェ!柿やりんごの旬のフルーツが入っており、甘さは控えめ。 見た目も可愛く、最後にテンションが上がります。ちなみにこのパフェ、単品でもいただけるようなので、コーヒーとパフェという組み合わせてサクッと立ち寄るのもいいかも。


NOSTALGIQUE 駄菓子
そしてメニューに駄菓子と書いてあったのでなんだろうと思ったら、にんじんと書いたパッケージに駄菓子風のものが入っています。中はなんとシナモンの効いたクッキー!それもかなり美味しい。味は駄菓子ではなく本格派。

全体的にすごく楽しいコースでした。 高級フレンチのテクニックとクオリティに遊び心がとても新しいと思います。 またワインなどのチョイスはナチュール系が多く、いい感じのラインナップでした。

ちなみに遅めの時間はバー使いの方が多かったです。 バー使いをされる方におすすめなのが、ウイスキー。入手困難なウイスキーなどもあるので、気になる方は是非試していただきたいです!
カウンターのみですが、店員さんとの距離も近いので私は好みでした。 おしゃれな商業施設でコースで楽しむもよし、アラカルトで楽しむもよし、バー使いもよしの大人向けなお店です。
one hand (ビストロ / 新日本橋駅、三越前駅、神田駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.9