フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
本店のリアンの方は時々お伺いしているのですが、プリベ・ドゥ・リアンはなんと2年ぶり!ちなみにフォアグラスティックが半年待ちとなっているラトリエ・ドゥ・リアンも大好調で、3店舗とも大人気。
こちらはリアンのプリフィックスとは違い、お任せコースが8品で5000円と破格なお値段。 その上クオリティも素晴らしく、好き嫌いがなければかなりおすすめなのです。
今回ワインは持ち込みでしたが、一杯目はシャンパーニュで乾杯。 「Thierry Triolet Brut」 葡萄はシャルドネ、ピノ・ノワール。りんごの香り、フレッシュさとふくよかさもあり、滑らかな泡がすっきりと心地良い。

「トウモロコシのシフォンケーキ 千葉県産穴子のタルトレット」 とうもろこしの甘さとアナゴの旨味が楽しめる一口大のアミューズ。

そして焼きたてのパン。チーズ入りブリオッシュとカンパーニュ。

ここから持ち込みワインで楽しみます。ちなみに持ち込み料は1本2500円です。
ブルゴーニュー白から。 「ブルゴーニュ・シャルドネ・プレスティージュ」 ブルゴーニュの名門ドメーヌ、アンリ・ドゥ・ヴィラモン社の「花の香りのようなエレガントなワイン」で、シャルドネ100%。柑橘系の香りにふくよかなミネラル、そして芳醇な余韻。とにかくエレガントで優雅な味わいで、美味しいワイン。

「甘工ビと焼きトウモロコシのムースカシューナツッカクテル仕立て」 夏を感じる前菜はとうもろこしやオクラに甘エビと口当たりの良いムース。先ほどのシャルドネにもすごくマッチします。

そして2本目はプロヴァンスロゼ 「シャトー・テュエリー 2018 ”LE 21” ロゼ」 サンソー50%、グルナッシュ50%。辛口で骨格もしっかりしており、とてもフルーティ。幅広く色々なお料理に合いそう。ちなみにこちらのワイナリー関係者はソフィア・コッポラもいるとのこと。

「国産豚タンのコンフィ米ナスアサリのクリームソース」 豚タンは柔らかく濃厚なクリームソースに合わせて上品な仕上がりに。まだ前菜のはずなのにメインのようなボリューミーな一皿。

そしてお料理の合間で「ウ工ールズ産フロマージュサラダ仕立て」で箸休め。こちらは写真撮り忘れ。このチーズだけでワインがくいくいと進んでしまいます。
「スイカのガスパチョ北海道産帆立のソテー」 ガスパチョは夏らしいスイカとトマトのスープの中に、旨味の詰まった帆立が。さっぱりと美味しい。

「愛媛県産太刀魚の炙り焼きラタトウイユ アンチョビ風味のプール・プラン」 お野菜たっぷりのラタトウイユと合わせて太刀魚を楽しみます。しっかりめのアンチョビソースが魚を引き立てつつ、食欲をそそそる味。

お肉に合わせてワインはローヌ赤を。 「アラン・パレ サンジョゼフ <420ニュイ>」 古木ローマン・シラー100%。420日間樽熟成されたワインは、まろやかでほんわりとやわらかい香りと、しみじみとした旨みと果実味でとてもエレガント。丁寧に作られたというのが一口いただいただけで伝わってきます。じんわり旨い。

「和牛ささみ肉のロティ赤ワインソース」 メインは赤身と刺しがバランスの良いささみ肉を絶妙な火加減でしっかりと食べさせてくれます。またソースは持ち込んだ赤ワインの味を確認してから調整されたとのことで、ワインともすごく合うんです。気遣いもバッチリなところが本当に素晴らしい。

「桃のカクテル ミントのプランマンジェ桃のコンポートムースグラッセ」 季節の桃のデザートは、さっぱりとしたシャーベットとコンポート、そしてプランマンジェと色々味わいも楽しめる満足感が高いもの。最後まで本当に手抜きなしのクオリティ。

「コーヒーと小菓子」 最後はコーヒーに小菓子もついてきます。

こちらのコースにはお料理に合わせてバッチリ合うワインも用意されているのですが、こちらの料理に合いそうなワインの持ち込みも楽しかったです。今回はエレガント系なフランスワインでしたが、また違ったタイプも合わせても面白いかも。

相変わらずのクオリティとボリューム、そしてホスピタリティ、その上コスパも良く本当に素晴らしいと思います。
久しぶりでしたが、プリべもやっぱりいいですね。正統派でありつつも、お店の方の情熱と心意気を感じる居心地良いお店。じっくりお料理とワインを楽しみたい時にオススメです。
プリベドゥリアン (モダンフレンチ / 池尻大橋駅、駒場東大前駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0