フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
レビュー追いついてなかったのですが、2月に恵比寿で気になっていたナチュールワインのお店。カジュアルで気取らない雰囲気は代々木上原にあるような、ちょっと力の抜けたゆるりとした印象。

お料理は3800円のお任せコースをいただきました。
まずは「アテの盛り合わせ」。完全にワイン飲み向けの一皿ですね。 フランボワーズ大根と蛍烏賊、牛蒡レバー、ココナッツ金柑ブリア・サヴァラン、帆立のカルパッチョ、野菜のピクルスなど。シンプルですが、ワインを引き立てるアテたち。

ワインはナチュールが中心。後から気づいたのですが、ワインをサーブしてくださった方がインスタでお互いフォローしていたワイン関係者の方。ちょっとびっくりしつつも、ワインのラインナップには安心感があります。
一杯目は南アフリカのロゼ「マザー・ロック・ワインズ フォース・マジュール・ロゼ」 今注目の生産者キャラのヨハン・メイヤーのワインで、サンソー100%、綺麗な旨みの中にある複雑味、しっかりとした骨格とアロマのバランスもいい。

「茹でたフランス産空豆」 枝豆ならず、そら豆。ワインを飲みながら、思わずちょこちょことつまんでしまいます。

「トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン」 フランスロワール、オリビエ・ボノームの白ワイン。ソーヴィニヨンブラン100%。フレッシュかつミネラリーで、ピュアな旨味と爽やかな酸、柑橘系の酸味と皮の苦味。クイクイ飲めちゃう心地よさ。

アテの最後に出たのが「シュウマイ」。 鴨とモツに春菊という組み合わせ。ジューシー熱々な肉汁で旨味たっぷりでウマウマです。

「ヴィノ・マルトヴィレ クラフナ 2017 ヴィノ・マルトヴィレ」 ジョージアのオレンジワイン。クラフナ100%。その独特な作りは醪を20%残したまま、クヴェヴリで6か月醸し、その後醪を取り除きクヴェヴリで発酵、熟成しています。白桃やミント、洋ナシの香りにボリュームたっぷりのエキス、そして独特の土臭さ。ジョージアらしいオレンジワイン。

「ベルガモット風味のサラダ」 柑橘の香りとルッコラやトマトの入ったベルガモット風味のサラダ。ペコリーノチーズを最後にたっぷりとかけて、旨味を追加。こちらもナチュールすーワインによく合います。

「ガメイ オン ザ ロック ドメーヌ・ジュリアン・メイエー」 フランスアルザス、ガメイ100%。梅のような果実の旨みと土壌のエキスが楽しめます。

「サワラのスープ仕立て」 エスニックのニュアンスのあるさっぱりとしたスープに脂ののったサワラがすんなりと馴染んでいます。お魚や野菜につけた焦げ目は味のアクセントにも。

「岩手県豚のロティ」 ジューシーにグリルされた豚肉としっかり焼き上げた野菜、そしてマスタードのクリームソース。好みにで塩などをつけていただきます。焼き加減もバッチリで美味しい。

「Lo Zerbone Nejr」 お肉に合わせてのがイタリアピエモンテの赤、ドルチェット100%。ドライでスパイシー、エレガントな酸味と引き締まったタンニン、凝縮感ある味わい。

コースのお料理はワイン飲みのための構成で、色々つまめるのが嬉しい。ワインのチョイスもナチュール好きであれば、いい感じのラインナップで大満足でした。

ワイン好きのための普段使いのお店、カウンターでゆるりと飲みたいときにオススメです。
夜総合点★★★☆☆ 3.8