フードメディア・ディレクターの福田美佐子です。
久しぶりな訪問のアルドアック。いつもセンスのいいお料理とワインで大満足なお店なんですよね。この日は友人たちと訪問。
最初はワインから。ビオ好きの友人のために、スペインのビオを出してくれました。

最初はロゼから。スペイン/アリカンテのロゼ、「Musikanto 2015」。葡萄はガルナッチャ・ペルーダ。かわいいピンクに、フレッシュな果実味に華やかで優しい味わい。紅茶のニュアンスもあり、好みの味。

こちらのお店が初めての友人がいたので、トラディッショナルで。
MENU TRADICIONAL ¥5,000 ・アミューズ ・タパ ・前菜2品 ・米料理 ・肉料理(+¥1,000) ・デザート&カフェ
季節ごとにコンセプトが変わり、6月〜8月は地中海側南部のバレンシア地方の料理とのこと。お任せしていれば間違いないので、楽しみです。
「イサキのマリネと焼きなす」 皮目を炙ったイサキとナスの組み合わせ。パクチー、クミン、ニンニクの入ったスペイン料理で使われる「モホベルデ」が爽やかで夏らしい味わいに。

「桃のガスパチョ」 こちらも夏らしく甘く滑らかなスープに生ハムの塩味とゆかりのアクセント。そしてミントが最後に涼やかにしてくれます。

「甲イカとイチヂク」 程よく柔らかく火入れをしたイカに何と凍ったままのイチジクをスライス!冷たさと果実らしい甘さ、そこにイカスミソースの味のバランスが抜群!このソースだけでパンをいくつも食べちゃいました。ちなみにパンはご近所の365日のもの。

ワインがなくなったので、次は白からチョイス。

スペイン/ペネデスの辛口白「EUDALD MASSANA NOYA AVI TON 2013」。葡萄はチャレッロ。カヴァの主要品種とのこと。アーモンドや花の香りとパイナップル、カリン、コンポートなどの熟した果実の香りがあり、バニラ香もあり、華やかさの中にしっかりしたのみごたえもあり、個人的に好みの白。

「マコガレイのブイヤベース」 魚介のエキスたっぷりな身体に染みる美味しいスープ。白身のマコガレイの上品な味わいにフェンネルの爽やかさが素敵です。

「ピキージョ」 こちらのスペシャリテ、ピキージョ。このお料理を最初頂いたとき、見た目の美しさと旨味の美味しさに感動した記憶があります。

赤ピーマンに詰め込まれたタラと海老のペースト、そしてオレンジ色のパプリカのソースとワインとの相性も最高なんです。

「ウサギのパエリア」 パエリアは3種類から選べましたが、今回はウサギに。元々はバレンシア地方発祥のパエリア、本来は山の食べ物を入れてつくっていたそう。ウサギを入れるのもその元祖パエリアのスタイルとか。

香ばしく炊きあがったパエリアに、万能ソースを。ウサギと野菜の優しい旨味ですごく食べやすいですね。

次はお肉がくるので、ワインは赤に。ロゼと同じ作り手ベルナベ・ナバロ―の「EL MORRON 2013」。葡萄はガルナッチャ100%。ロゼ同様、紅茶のニュアンスがあり柔らかで優しい甘くないマーマーレードという感じかな。まるくて柔らかい口当たりにラズベリーのアロマ。もう一回ロゼでもいいですよ、といったらこちらの赤を出してくれたのですが、バッチリ好みでした。さすがです。

メインの「平牧金華豚のグリル」。ブロックでまずはみせてくれました。葡萄の枝でスモークをさせているそうで、香ばしい香り!

切り分けてくれたのですが、断面はきれいなピンク色!上品な肉本来の甘みとジューシーさにバルサミコソースが味を引き立ててくれます。

食後はグラッパの飲み比べ。こちらは最後までお酒が充実しているのも、こちらのいいところ。ワイン好きな人は絶対満足できると思います。

デザートは「チーズケーキ」。表面はしっかり焼かれているのですが、中はクリーミーで甘さも控えめ。ワインに合わせてもよし、コーヒーと合わせて締めるもよしです。

グラッパの後はしっかりコーヒーもいただきました。

ここに来ると、どなたかのお宅にきたようなそんなリラックスしながら食事を楽しむことができるんですよね。お料理はもちろんのこと、ワインセンスも抜群。相変わらずのバランスの良さに、やはりテーマが変わるごとにお伺いしてみたくなるお店だなあと改めて思いました。 アルドアック